店舗・設備計画を立ててみましょう

 店舗や事務所を必要とする事業の場合、事業にあった立地やスペースのある場所を確保する必要があります。特に来店型の事業の場合は立地が事業の成功を左右する要因となりますので、できるだけ多くの物件を自分の目で見て選ぶようにします。時間帯なども実際に自分がお店を開く時間に合わせて実際に足を運び、周辺環境や道路状況、駐車場や融雪設備、通行量、競合状況などを確認しましょう。その他、契約時の初期費用や契約内容もよく確認しましょう。
 設備は、その事業を始めるのに本当に必要なものだけを選定して購入しましょう。初期投資を少なくできれば、その分、運転資金が多くなり起業後の経営に余裕が生まれます。初期投資を抑えるために中古品の購入やリースの活用も検討してみましょう。

人員計画を立てる

 人員計画を立てるときは
 ・どのタイミングで
 ・どのような人材が
 ・何人必要か

を考えます。
 支出額を大きく左右する項目の一つが人件費です。起業後の売上高の増加や、それを達成するために必要な人数などを考慮して判断します。人材を採用するときは雇用形態や給与体系、労働条件、社会保険などの知識も必要です。下記の厚生労働省ホームページの内容なども参考に必要な知識を身につけましょう。
 また、採用した場合、給料や交通費、社会保険料、教育費などもコストとして想定しておきましょう。
なお、外国人を雇用する場合は特別な手続きが必要です。行政書士や下記の新潟県外国人材受入サポートセンターなどに事前に相談するとよいでしょう。

参考 厚生労働省ホームページ 基本的な労働法制度・社会保険などについてお調べの方へ
   新潟県外国人材受け入れサポートセンター

店舗や人材は口コミにも影響する

 お店やサービスを選ぶとき、多くの人がSNSやグルメサイトなどの口コミを検索しています。その口コミを見ていると、売上となっている商品やサービス以外のものも多くあると思いませんか?「接客が良かった」「駐車場が広い」「子ども用のメニューがある」などの良い口コミもあれば、「お店に入っても挨拶がなかった」「トイレが狭い・汚い」「従業員同士がずっとしゃべっていた」など、悪い口コミもあり、商品やサービス以外の要素も気が抜けないということがうかがえます対応できるものと対応できないものがあると思いますが、気持ちよくサービスを利用してもらうためにはどんな物件が良いか、どう人材教育をするかは一つのポイントとなるでしょう。